事業紹介
酪農事業
目指して
2021年に稼働したバイオガスプラントは、地域環境の保全と持続可能な酪農業を進めることを目的としています。
バイオガスプラントでは、牛から出る糞尿を一度原料層に集積し、密閉した発酵層に移送します。その後発酵層でメタンを主成分とするバイオガスを発生させ、そのガスを利用し熱や電気に変換し再生可能エネルギーとして活用を行います。
その後、糞尿は個液分離を行い、固形分は牛のベッドになる敷料として、液肥は有機肥料として草地に還元を行うことができます。
本来「なげるもの(北海道弁で捨てるもの)」を最新技術により、糞尿処理問題を解決するだけでなく、再生資源化することにより地域環境を守るだけでなく経営を効率化させる大きな一助とすることができています。
弊社では、これからも持続発展可能な酪農業を目指し様々なことへ挑戦をして参ります。
コントラ事業
牧草を収穫するために
コントラとは「コントラクター」を指し、牧場の依頼を受けて代わりに作業を請け負う事業のことをコントラ事業と言います。
近年の酪農事業として、高齢化問題や人手不足問題は世間的にも多く知られていることかと思いますが、この問題への対応がコントラ事業になります。
我々が行う主なコントラ事業は牧草地の収穫作業です。牧草の収穫時期は限られていることと、スパン良く一番草、二番草と進めなければ良質かつ多量の牧草を収穫することができなくなるため、
瞬間的に人手が必要になります。しかし多くの酪農家が家族経営体であり、自身の牧場のことで手がいっぱいになってしまい牧草の収穫に手が回らなくなってしまうことが起こります。
そこで我々が地域協力として収穫を代行し大型機械を活用し一気に収穫作業を行っていきます。
地域の問題を地球で協力して解決することで酪農業だけでなく、地域経済を守っていくことも弊社としての使命と考えこの事業を行なっています。
現在弊社のコントラ事業の管理草地として約600haを請け負っており、夏の初めから秋口までは収穫作業を行います。
もし北海道内の牧草地周辺をドライブで走られた際には、大型の機械とトラックが並走している姿を目にすることと思います。
そんな酪農地域の風物詩の風景を目にした折にはちょっと車を停めて、「酪農家頑張ってるな!おいしい牛乳をありがとう!」と心の中で思っていただければ幸いです。